本日はプログラミング言語Pythonについて
- 何ができるの?
- 始め方や学習方法は?
- Pythonエンジニアの年収や将来性は?
といった疑問を簡単にお答えしていきます。
Pythonは可読性に長けており、初心者でも学びやすい言語です。
コードを書きやすい、読みやすいというのは、プログラミング学習において大きなメリットです。
Pythonってこんな言語!
・人気、注目度ともにNo.1
・Pythonエンジニアの平均年収は608万円
・今後の将来性も期待できるプログラミング言語
Rank | Language | Share | Trend |
1 | Python | 30.21% | -0.5% |
2 | Java | 17.82% | +1.3% |
3 | JavaScript | 9.16% | +0.6% |
4 | C# | 7.53% | +1.0% |
5 | C/C++ | 6.82% | +0.6% |
また、オランダのTIOBE Softwareによる「プログラミング言語の注目度ランキング」(2021年)でも見事に1位に輝いています。
2021年12月 | 2020年12月 | Language | Ratings | Change |
1 | 3 | Python | 12.90% | +0.69% |
2 | 1 | C | 11.80% | -4.69% |
3 | 2 | Java | 10.12% | -2.41% |
4 | 4 | C++ | 7.73% | +0.82% |
5 | 5 | C# | 6.40% | +2.21% |
Pythonの流行はまだ続きそうですね!
年収
「プログラミング言語実態調査」によると、日本国内におけるPythonエンジニアの平均年収は608万円となっています。
これは、RやVBAに次いで6位でした。しかしこの結果は2019年時点のものですので、近年のPython人気を考慮すると更に高収入になっている可能性は十分に考えられます。
日本の平均年収が552万円(中央値は437万円)であることから、魅力のある職業であると判断できます。
Pythonを用いたキャリアとしては、データサイエンティストやAIエンジニアなどが考えられます。
コロナ禍でもパフォーマンスを発揮したように、ITが廃れていくことはまずあり得ませんから、今後の発展にも十分期待できるのではないでしょうか。
「データ活用人材の採用」に関する意識調査レポートを確認すると、
現状求人サイトを見ると、JavaやPHPなどWeb系言語が多くを占めていると思います。これは確かなのですが、以下2点の理由から初心者向けにはPythonの学習をおすすめします。
- Web系言語を扱うエンジニアは既に市場に多く存在する
- Javaなどは学習ハードルが高く、難易度が高い
Pythonは学びやすいし、エンジニアの数も多くないからね。
初心者の狙い目としては良い言語だと思う!
ライブラリやフレームワークが多く、作業の効率化には持って来いなのです。
Pythonでできること!
・作業の自動化(Excel操作、画像編集、ファイル操作、スクレイピング)
・機械学習/AI
Excel操作
Pythonにより、値の処理や表の作成など自由に行うことができます。
画像編集
今では多くの画像編集ソフトが出ていますが、Pythonでも編集が可能です。サイズの変更やトリミングをはじめ、彩度や明度の変更などを行うことができます。
機械学習分野では画像処理と呼ばれ、画像内の物体検知などに用いられています。
ファイル操作
ファイル・フォルダの移動や作成、削除などが可能です。テンプレートとして用いることで手動で繰り返し実施する必要もなく、効率化に繋げることが可能です。
サイトからの情報収集の自動化です。例えば、決まったタイミングでプログラムを実行することで、サイトの情報を自動で集め、Excelなどに記入しておく、といった応用が可能です。
応用編になりますが、多くのデータを用いて学習させることで、予測モデルを作成することができます。
画像処理(物体検知)や音声処理(楽曲のレコメンド)、ECサイトの購買履歴処理(商品レコメンド)、時系列予測(株価予測)などなど。
すべてPythonでコーディングすることができます。
実生活に馴染みのあるサービスがPythonで作られていると思うとワクワクしますよね!
ちなみに私は、株価予測を行い実際に売買をしています!
それでは、Pythonを始めるにはどうすればいいのでしょうか。
簡単には大きく2パターンです。
Pythonの始め方!
・自分のPCにインストールする
・
Pythonソフトを自分のPCにインストールする方法です。Pythonもバージョンアップを繰り返し、今ではかなり簡単にインストールできるようになりました。
PCに慣れている人であれば1時間もあればPythonでコーディングできるところまで進められると思います。
Windowsの方向けにはこちらの記事が参考になると思います(【Python】Windows10へのインストール方法を解説)。
2つ目はWebブラウザ上でコーディングを行う方法です。
というGoogleが提供しているサービスで無料で利用することができます。
「お試しでPythonを書いて見たい」「サンプルコードを実行したい」などの用途であれば、十分利用可能です。
例が記載されているので、使い方も簡単です。
「
」で検索するとたくさんの情報が出てきます!Pythonの学習方法には2通り。「独学」と「スクール」があります。
ご自身の目的に合った方法を選択してほしいと思います。
Pythonの学習方法!
・独学(サイトで学ぶ、書籍で学ぶ)
・プログラミングスクール
独学
まずは、独学で学ぶ方法です。
無料で学ぶ
ここでは、無料でPythonを学ぶことができるサイトを5つご紹介します。
◆ Python-izm:辞書的に利用することが可能!
◆ paiza:無料で学べる講座あり。有料会員になっても月額600円の低価格!
◆ ドットインストール:基礎部分は無料で学習可能。動画形式で見やすい!
◆ Progate:約1/4のレッスンが無料で体験可能!
◆ Udemy:新しくプログラミングを始めたい、最初はお金をかけず簡単に始めてみたい方におすすめ
有料コースに繋がるサービスが多いため、まずは体験から始めてみてはいかがでしょうか。
他にも、無料でPythonを学ぶことができるサイトやイベントをこちらで紹介していますのでぜひ参考にしてください(【すべて無料】無料でプログラミングを学ぶ方法4選(初心者向け))。
書籍で学ぶ
また、サイト以外にも書籍で学ぶ方法があります。
数千円~というリーズナブルな価格であり、完全無料のサイトよりも信頼性があることからおすすめできる方法です。
私もはじめてPythonを学ぶ時は、書籍を用いて学習しました
今回は私が実際に呼んで、良いと思った書籍を3冊ご紹介します。
1. Python1年生 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ
ポイントは何と言っても分かりやすさ。独学だと挫折してしまう方が多いですが、この本なら大丈夫、そう思える1冊です。
2. たのしいプログラミングPYTHONではじめよう!
こちらもイラスト豊富で分かりやすさのある1冊です。
Pythonを学ぶ際にまず最初にやるべきはゲーム制作だと思っています。継続しやすいですし、目的を持って自主的に調べる力が見につくからです。
この本は、基本の学習の後にゲーム制作まで体験することができます。
3. 独習Python
Python以外のプログラミング言語にも対応している「独習」シリーズです。
解説⇒例題⇒確認という学習の流れを抑え、サンプルコードで実際に手を動かしながら学ぶことができます。
初心者からきっちり学びたいという方におすすめの1冊です。
続いてプログラミングスクールで学ぶ方法です。
学生向けの就職・スキルアップのために。
独学とは違い、すぐに質問ができたり、メンターが進捗を管理してくれたりする分、確実に進むことができます。
スキルアップから就職(転職)支援に至るまで、スクールによって幅広くサポートがあるため、最短でスキルを身につけたい方にはおすすめです。
一方でどうしても費用がかかってしまうため、まずは体験や無料相談の実施を推奨します。
目的や自分のスタイルに合わせて検討してみてください!
まとめ
本日は、Pythonでできることをはじめ、始め方や学び方をご紹介しました。
Pythonは将来性のあるプログラミング言語で、就職や転職の候補としてもおすすめです。
初心者でもハードルの低い言語で、汎用性も高いため、ぜひ挑戦してみる価値があると思います。
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