こんな悩みにお答えします。
>>【米国高配当ETF】VYM・HDV・SPYD比較(メリット・デメリット)
>>【米国高配当ETF】VYM 株価推移・配当金・今後の見通し
>>【米国高配当ETF】HDV 株価推移・配当金・今後の見通し
■ SPYD
・概要(株価、配当利回り)
・構成銘柄
・メリット、デメリット
・今後の見通し
この記事の信頼性
現在はデータサイエンティストとして大企業で活動しています。
1.
・
SPYDは高配当ETFとして、VYMとHDVに並んで人気の高いETFです。
- 0.07%と低い経費率
- 配当利回り3.5%の高配当
- 優良高配当銘柄80銘柄によって構成
- 不動産や公共事業など景気に敏感なセクターで構成
四半期に一度分配金が発生するためインカムゲインが期待でき、キャッシュフローの強化に繋がります。
個別株に不安がある方、メンテナンス不要でキャッシュを得たい方に最適です。私も毎月定期購入を行っています。
しかし、
また、になるでしょう。
したがって、SPYDは良い投資商品だが優先度としては高くない、と判断できるでしょう。ETFを検討する場合も、
2. SPYD概要
SPYDは、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ社提供の米国高配当ETFです。
SPYDには80の銘柄が含まれています。銘柄組み換えは年2回行われます。
現在の配当利回り3.5%程度であまり旨味があるとは言えませんが、高配当ETFの中では最も高くキャッシュフローの強化に最適です。
また、経費率は0.07%と低い値(ETFの経費率目安は0.1%)であり、優良ETFであることが確認されます。
設定日 | |
純資産総額[十億 USD] | |
基準価格[USD] | |
配当金 | 四半期3/6/9/12月 |
配当利回り | % |
経費率 | 0.07 % |
銘柄数 | 80 |
銘柄組み換え | 年2回 |
a. 株価推移
SPYDの年初来の株価推移は以下のようになっています。
2022年4月は利上げ影響もあり減少傾向にあり年初来で+0.21%と微増に留まっていますが、以下の騰落率より設定以降安定感のあるパフォーマンスであることを確認できます(分配金再投資後の騰落率)(2022/05/04時点)。
期間 | 騰落率 |
1ヶ月 | -1.24 % |
3ヶ月 | 4.62 % |
6ヶ月 | 10.99 % |
9ヶ月 | 13.37 % |
1年 | 12.66 % |
2年 | 68.55 % |
3年 | 32.67 % |
5年 | 59.29 % |
年初来 | 6.03 % |
設定来 | 98.84 % |
b. 分配金
HDVの2018~2021年の分配金は以下の通りです。
2019年までは好調ですが、2020年以降コロナショックの影響を受け減配傾向です。
まさに景気の影響をダイレクトに受けています。
また、先日2022年3月の分配金が出ましたので、3月分の比較を行ってみます。
年月 | 分配金(前年同月比) |
2018年3月 | 0.348771(-) |
2019年3月 | 0.339422(-2.68%) |
2020年3月 | 0.396187(+16.7%) |
2021年3月 | 0.636159(+60.6%) |
2022年3月 | 0.65271(+2.60%) |
3月だけに限ると順調に推移しており、直近5年間の中では過去最高を記録しました。
利上げ影響等が強く出てくる6月の分配金に期待したいと思います。
3. 構成銘柄
SPYDの構成銘柄上位10は以下の通りです。
名称 | 割合(%) |
バレロ・エナジー(VLO) | 1.90 |
マラソン・ペトロリアム(MPC) | 1.62 |
シェブロン(CVX) | 1.57 |
ウィリアムズ・カンパニーズ(WMB) | 1.53 |
センプラ・エナジー(SRE) | 1.50 |
エクソンモービル(XOM) | 1.49 |
ダウ(DOW) | 1.48 |
ブリストル マイヤーズ スクイブ(BMY) | 1.47 |
ライオンデルバセル・インダストリーズ(LYB) | 1.46 |
アイアンマウンテン(IRM) | 1.45 |
変わらず不動産や公共事業中心ではありますが、昨今の天然ガスや原油価格の高騰を受け、バレロ・エナジー(VLO)やシェブロン(CVX)、エクソンモービル(XOM)といったエネルギー関連銘柄の比率が高まっていることが確認できます。
また、最も高い割合を占めているVLOでさえ1.90%であることから、ほぼ均等な割合で構成されていることが分かります(SPYDは80銘柄であるため均等の場合、1銘柄1.25%)
4. メリット・デメリット
SPYDのメリットとデメリットをまとめます。
・
・
高配当ETFの中では利回りが高い ■デメリット ・ ・
まずはメリットから。
1つ目のメリットとしては、経費率が低いことです。ETFの経費率は0.1%以下を目安にすると良いと思います。SPYDは0.07%と低い経費率で運用することができます。また、他の高配当ETF(VYM・HDV・SPYD)との比較は以下のとおりです。
高配当ETF | 経費率 |
SPYD | 0.07% |
VYM | 0.06% |
HDV | 0.08% |
また、
さらに、
続いてデメリットです。
HDVは米国株であることから、米国と日本ともに課税されます。したがって、分配金などとして得られる金額は少なくなってしまいます。確定申告により一部を取り戻すこともできますが、手間がかかる上に再投資型の商品と比較すると資産拡大の足かせになってしまいます。
5. 今後の見通し
SPYDの今後の見通しについて、プラス要因とマイナス要因に分けて記載します。
・円安(米国ドルで投資している場合)
・ ■マイナス要因
・
まずは円安影響で円資産が拡大することです。通常金利の高い資産にお金は動くため、現在円安ドル高の状況です。したがって、ドルを保持しておくことで円換算したときに資産拡大となります。
結果的に物価上昇などの影響があるためプラマイゼロですが。。
また、利上げによりバリュー株にトレンドが移りつつあるため、成熟企業の多いSPYDは大きな下落は少なく推移することが期待できます。
一方で、利上げにより市場全体が慎重になっているため、2022~2023年頃までは大きな上昇は期待できないでしょう。
6. まとめ
- 設定来100%成長
したがって、優先度は他の投資対象に劣りますが、機会損失にならないよう一定割合をポートフォリオに組み込んでみると良いかもしれません。
私は毎月定期買付を行い、不動産・公共事業セクターを確保するようにしています!(つみたてNISAや他のETFも購入しています)
本ブログでは、投資やプログラミングに関する記事を投稿しています。
プログラミング(Python)を学びたい方におすすめの書籍やプログラミングスクール、おすすめの学習方法などをご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
は、プログラミングスクールという方法がおすすめです。
私の一押しは『TechAcademy』です。
質問することですぐに分からないところをクリアにできますし、進捗をサポートしてくれるため確実に成長することができます。
無料相談を実施しているため、まずは話を聞いてあなたのスタイルに合っているかどうか確認してみるのが良いと思います。
コメント