本日は、米国ETFの中でも人気の高いバンガード米国高配当株式ETF(VYM)についてご紹介します。
9月の分配金も発表され、安定感の高さを示す結果になっていました。
米国ETFを選ぶ際には、投資対象として有力候補になってくると思いますので、ぜひご覧ください。
米国ETFを考えているんだけど。。。
つみたてNISAの次の投資を考えているけど、個別株に投資するのはやっぱりまだ不安。。
キャッシュフローが増えると投資のモチベーションにもなるし、大事ですよね。
キャッシュフローを増やしたいけど、個別株に投資するのは不安が大きい方には、ETFがおすすめです。
ぜひ参考にしてみてください♪
こんな方におすすめ!
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VYMは米国ETFの必修科目
結論から申し上げると、VYMは米国ETFの中でも投資対象として最適解になり得ると思います。
詳細は次の項以降でお話いたしますが、私自身毎月購入しておりますし大好きなETFです🐣
ただ、それはつみたてNISAを満額積み立てていることを前提とした話です。
個人的には、まずつみたてNISA、その上で米国ETFだと思います。つみたてNISAの枠(年間40万円)以上に投資を実践したい方にとっては、非常におすすめです。
また、投資目的によっても少し変わってきます。
堅実にいきたいのか、リスクをとっていきたいのか。資産を増やしたいのかキャッシュフローを増やしたいのか。。。
早く資産を増やしたい(リスクを取りたい)のであれば、VYMは必須ではないでしょう。資産を増やしたいのであれば、分配金は出さない方が課税の問題がなく良いかもしれません。
いずれにしても、ご自身の投資目的やスタイル、買付余力と十分に相談をして判断いただければと思います。
VYM概要
VYMは、バンガード社提供の米国高配当ETFです。
VYMには約400の銘柄が含まれています。
VYMに含まれる銘柄の比率は「時価総額加重平均」によって求められ、時価総額の大きい企業ほど割合が大きくなっています。
配当利回り2.83%は高配当個別株と比較してしまうと見劣りしてしまうかもしれませんが、VYMの場合成長性も見込めるという点でプラスだと思います。
また、経費率も0.06%と高配当ETFの中でもかなり低い値となっており、安定感の要因となっています。
設定日 | 2006/11/16 |
純資産総額[十億 USD] | 38.073 |
基準価格[USD] | 104.87 |
配当金 | 四半期3/6/9/12月 |
配当利回り | 2.83 % |
経費率 | 0.06 % |
銘柄数 | 約395 |
銘柄組み換え | 年1回 |
また、VYMは米国ETFの中でも人気が高く、SBI証券の定期買付設定株数ランキングにて、3位にランクインしています(2021/10/3時点)。
これは、ある程度安心して購入することができるという信頼があることを表しており、安定感のあるETFであることが分かります。
株価推移
コロナショックにより下落した株価も早期に取り戻し、最高値を更新。
その勢いのまま、年初来+15.72%と好調です。
分配金
VYMの2018~2021年の分配金は以下の通りです。
※2018~2020年:3/6/9/12月分合計金額
※2021年:3/6/9月分合計金額
2018年~2020年まで増配傾向であり、コロナショックを受けた2020年もしっかりと結果を出しています。
2021年は3回の分配金を終えた時点で、$2.1575。
2020年12月の分配金は$0.8096であるため、昨年と同水準で12月を終えれば今年も前年比プラスになります。
直近9月分の分配金を確認した図が以下です。
2020年コロナショックで下げましたが、今年は前年比+6.17%と好調です。
構成銘柄
VYMの構成銘柄上位10は以下の通りです。
名称 | 割合(%) |
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM) | 3.56 |
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) | 3.37 |
ホーム・デポ(HD) | 2.59 |
プロクター・アンド・ギャンブル(PG) | 2.56 |
バンク・オブ・アメリカ(BAC) | 2.33 |
コムキャスト(CMCSA) | 2.05 |
ファイザー(PFE) | 1.90 |
シスコシステムズ(CSCO) | 1.84 |
エクソンモービル(XOM) | 1.71 |
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ) | 1.69 |
成熟した企業が多く、配当の高い銘柄が並んでいることが確認できます。
VYMのメリット・デメリット
以上を踏まえ、VYMのメリット・デメリットを考えます。
まず、メリットとしては、豊富な構成銘柄が挙げられるでしょう。
構成銘柄数は約400であり、非常に分散が効いていることが分かります(他の有名な高配当ETFであるHDVは75、SPYDは80です)。
また、経費率の低さも顕著です。
私の考えるETFにおける経費率の目安は0.1%ですが、VYMは0.06%としっかりと満たしています。
一方で、デメリットとしては、株価が上昇しにくいことです。
他の高配当ETFと比較すると分散が効いている分キャピタルゲインも見込めますが、GAFAMなどの配当利回りの低い成長企業が含まれていない分劣ってしまいます。
また、分配金による二重課税も問題です。
分配金再投資の場合、税金がかかる前に再投資できますが、分配金として受け取る場合、米国での課税と日本での課税がかかるため損をします。
確定申告により一部を取り戻すことができますが、キャッシュフローを増やすことの代償になります。
・豊富な構成銘柄
・経費率の低さVYMのデメリット
・株価が上昇しにくい
・二重課税(分配金のデメリット)
まとめと今後の見通し
本日は人気の高配当ETFであるVYMについてご紹介しました。
安定感の高さや経費率の低さが人気の理由になっていると考えられます。
年末にかけてテーパリングの影響により、米国株全体が一時的な調整局面を迎えると予想されますが、全体を通してまだまだ米国株の時代であることに変わりはありません。
VYMに着目すると、VYMは高配当銘柄で構成されていることから、株価が下落するということは配当利回りが向上するということです。
したがって、テーパリングというネガを受けつつも、投資家は参入しやすい状況になります。
つまり、米国株全体の下落を受けて、これまでハイテク企業に集中投資していた方が高配当ETFであるVYMを仕込んでおく機会になる可能性は十分に高いと考えられます。
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