おはようございます、こんにちは、こんばんは!
ひよこ(@hiyoko_lets_go)です。
本日は私のお気に入りのETFであるVGTについて紹介します。なぜQQQではなくVGTを買っているのか、少しでも参考になればと思います。
質問:VGTの将来性は?QQQとの違いは?
ITセクターに連動するVGTに興味があるけど、将来性はどうだろう?
似ているETFにQQQがあるけど、違いはなんだろう?
どちらを選べばいいんだろう?
米国経済を引っ張っていると言っても過言ではないITセクターに投資できるVGTは魅力的だよね。
今日は、VGTの特徴やQQQとの違い、今後の将来性について紹介するよ🐣
・米国ETFを買いたいけどどれがいいか迷っている人
・米国ITセクターに興味がある人
この記事を読むと分かること!
・米国ETF(VGT・QQQ)の違い
・VGTの将来性
VGTとは
VGT(バンガード・米国情報技術セクターETF)は、その名の通り、米国ITセクターに連動するETFであり、アップルやマイクロソフトに高い割合で投資することができます。純資産総額は492億ドル。
QQQとは
QQQはNASDAQ100(NASDAQに上場している時価総額上位100銘柄で構成されている指数)に連動するETFです。情報技術セクター・消費財セクターが中心であり、GAFAM全体に投資することができます。純資産総額は1826億ドル。
VGTは将来性あり。資金次第で購入すべき!
人によって投資スタイルやリスク許容度が異なるので一概には言えませんが、VGTは十分に投資対象になると考えます。
VGT・QQQともに将来性があり、ポートフォリオ組み込む価値のあるETFです。
S&P500との比較
S&P500とチャートを比較してみます。
VGT・QQQともにS&P500をアウトパフォームしており、コロナショックから回復後、最高値を更新していることが確認できます(青:VGT、水色:QQQ、紫:S&P500)。
VGTはひよこもお気に入りのETF
私は自分のポートフォリオを考えた時に、QQQではなくVGTを購入しています。
以下のツイートの通り、メインに据えているわけではないのですが、しっかりホールドし、定期買付しております。
【VGT】
情報技術セクターのETF✅トータルリターンが高い
✅成長性が見込める
✅ビザやマスターカードにも高い割合で投資できるVGTをメインに据えることはないですが、
痒い所に手の届く感じがお気に入りのETFです🐣#投資家さんと繋がりたい#20代投資家と繋がりたい#投資初心者と繋がりたい pic.twitter.com/e2tLUlbdzJ— ひよこ@20代×投資×プログラミング (@hiyoko_lets_go) August 14, 2021
ここからはVGTとQQQの詳細な比較を行っていきます。
1. 基本情報
VGTとQQQの基本情報は以下の通りです。
配当利回りはVGTが0.63%でQQQの0.48%を上回っています。ただ配当目的のETFではないのでどちらも低く、比較点にはならないと思います。
高配当ETFの有名・おすすめは以下にまとめています。
経費率についてはVGTが0.10%、QQQが0.20%であり、大差はありませんがVGTの方が低くなっています(長期保有する私としては、この差もVGTを選んでいる理由の一つです)。
基準価格はVGTが約411[USD]、QQQが約366[USD]でQQQの方が安価で購入することができます。
銘柄数ではVGTの方が200ほど多い銘柄で構成されており、投資対象数が多いという点で分散投資できていることが確認できます。次の構成銘柄でお話しますが、実際にはVGTの方が一部の企業に集中して投資していると考えられるほどウェイトが偏っています。
次にトータルリターンを比較いたしました。
3か月~5年のトータルリターンでは、いずれもVGTの方が大きくなっています。
これは、VGTが一部の成長企業(APPL)へ多く投資していたことが影響したと考えられ、ここ数年のITセクターの強さが伺えます。
2020年のコロナショックにおいても、S&P500と比較し早期に回復を果たしています。
これは、ハイテク企業は影響を受けにくく、感染防止のためのIT需要が高まったことに起因していると考えられます。
2. 構成銘柄
VGTとQQQの構成銘柄(構成比率上位10)は次の通りです。
各ETFの特徴は以下の通りです。
VGT
- ビザやマスターカードなど、カード決済企業が含まれている
- アップルとマイクロソフトだけで35%のウェイトを占めている
- インテルなどIT成長企業が含まれている
QQQ
- アマゾン(一般消費財セクター)やフェイスブック(コミュニケーションセクター)など米国代表企業が含まれている
まず、VGTではビザやマスターカードなどのカード決済企業への投資が可能です(私がVGTを購入している大きな理由です)。
個別銘柄の購入も検討するほどの優良企業ですが、ETFでの投資が難しい企業です。
ビザとマスターカードの株価推移は次の通りです(青:ビザ、水色:マスターカード、紫:S&P500)。
どちらもS&P500をアウトパフォームしつつも上がりきれない状況が続いていることが確認できます(今買い時だと思っています🐣)。
しかし、野村証券のレポートでは、以下のように述べられています。
今後、米国や世界で経済活動の再開が本格化し、クレジットカードを使用する場面も増えれば、実店舗での利用回復に伴い、出遅れていたカード決済企業の株価も反発力を強めると予想されます。(引用:野村証券 週刊 米国株式展望 2021年8月2日)(リンク先は最新の資料になります)
一方で、VGTはITセクターであるため、アマゾンやフェイスブックなどその他セクターの企業は含まれておらず、アップルとマイクロソフトだけで35%の比率となっています。
投資対象は多いものの実質的には一部の企業に集中しているような状態ということです(トップ10の比率ではVGT57%、QQQ53%です)。
つまり、「より低いウェイトで分散投資したい」「GAFAM全体に投資したい」という方であれば、VGTは候補から外れることになるかもしれません。
3. 将来性
ファンダメンタル
中期的な見通しとしては、米国経済全体として調整局面を迎えつつも、株価回復・上昇していくことが各社のレポートから読み取れます。
2021年3月に追加コロナ対策法案が成立したことに加え、7-9月期にはインフラ投資法案が成立すると想定し、米国経済は2021年内は力強く回復すると予想しています(引用:野村証券 週刊 米国株式展望 2021年8月2日)(リンク先は最新の資料になります)
短期的な調整を経たのちは、景気と共に企業業績が回復することで株価は上昇へ(引用:三菱UFJ信託銀行 2021年度投資環境見通し 2021年8月)(リンク先は最新の資料になります)
テクニカル
約5年分のデータ(2016年1月1日~2021年8月)を基にVGTとQQQの今後の株価予測結果を示します。
- 縦軸:2016年1月1日の株価を100としたときの割合
- 横軸:時間
2021年8月~2022年8月までの1年間の株価を予測しています。
少なくとも年内は株価上昇の見込みがあり、2022年以降は停滞の可能性がありつつも大きな下落局面には至らないという結果になっています。
まとめ
本日は、VGTとQQQの比較を行いました。
VGTのメリット
- 経費率が低い
- 配当率が高い
- ビザやマスターカードに投資可能
QQQのメリット
- 基準価格が低い
- GAFAM全体に投資できる
- 各企業の投資割合が低い(一極集中していない)
また、ファンダメンタル・テクニカルどちらの結果からも将来性のあるETFであり、投資対象になり得ると判断できます。
後は、ご自身のポートフォリオを確認したときに、どちらを選ぶべきか、どちらも保留するかぜひ考えて見ていただければと思います。
繰り返しますが、私はVGT派です(笑)
コメント