プログラミング学習

【Flask編】Pythonでアプリを作成する方法を学べるおすすめ本5選

Pythonの基礎を学んで、次はWebアプリ作成に取り組みたいけど、どうやって学習すればいいだろう。ネットを探しても情報が煩雑でよく分からない。何かいい方法はないかな。

こんな悩みにお答えします。

Webアプリの作成方法は書籍で学ぶことができます。

なぜなら、Webアプリなどの特定の分野は深く学習する必要があるため、専門書を用いた学習が効率的だからです。

今回は、Pythonでアプリを作成する方法を学習できる書籍 5選(Flask編)をご紹介します。

この記事を読み終えると、あなたの目的に合った書籍を検討することができるでしょう。また、同じくWebアプリを作成できるDjango編のおすすめ書籍もご覧ください。

 

この記事の信頼性

ひよこ
ひよこ

私は、大学時代にプログラミングを学び、PHPなどのWeb系言語からAIに用いられるPythonまで幅広く経験してきました。

現在はデータサイエンティストとして大企業で活動しています。

また今ではほぼ不労所得として月10万円以上の収益を継続的に達成しています。

 

1. Pythonでアプリを作成する方法を学べる書籍5選(Flask編)

Pythonでアプリを作成する方法を学べるおすすめの書籍です。

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>>【Python入門】書籍による学習でプログラミングは身に付くか

 

2. Flask

書籍の詳細に入る前に、Pythonで実装されたWebアプリケーションフレームワーク「Flask」の概要をご説明します。

a. できること

FlaskはWebアプリ作成のための必要最小限の機能が搭載されたマイクロフレームワークです。

Flaskを用いることで、簡単なアプリケーション学習コスト低く開発することができます。

 

近年MVPの考え方が浸透し、開発もマイクロサービス化が進んでいます。その結果、フルスタックではなく、Flaskのようなコンパクトで学習コストが低く、すぐに利用できるフレームワークが求められるようになりました。

したがって、PythonによるWebアプリケーション開発を行うにあたりFlaskは一つの最適解になっています。

MVP:Minimum Viable Product
ユーザに必要最小限の価値を提供できるプロダクト。

b. 特徴

Flaskの特徴
・軽量
・拡張性の高さ

Flaskには必要最小限の機能が実装されています。したがって、動作も軽く学習効率も低く開発を行うことができます。

ただし、Flaskで複雑なアプリケーションを実装できないというわけではなく、拡張させることで不足機能を補うことができる設計になっています。結果として、不要な機能を持つことなく目的に合った機能を必要十分に備えたアプリケーションを開発することができるようになるということです。

 

c. FlaskとDjango

PythonベースのWebアプリケーションフレームワークとしては、Flaskの他にもDjango、Tornado、Pyramid、Bottle等があります。

中でもFlaskとDjangoは人気が高く有名なフレームワークとなっています。

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ここでは、FlaskとDjangoを簡単に比較していきます。

FlaskDjango
機能の充実性必要最小限の機能〇 管理画面をはじめ機能が充実
動作の軽さ〇 機能が少ない分動作が軽い△ 機能が多い分動作が重い
学習コスト簡単
△ 日本語書籍、サイトが少ない
△ Flaskよりも理解が難しい
書籍は多い
公式HPFlask公式HPDjango公式HP

一長一短であるため、目的に合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。

 

PythonFlaskによるWebアプリ開発入門 物体検知アプリ&機械学習APIの作り方

 

対象
・Pythonで簡単にWebアプリ開発を始めたいエンジニア
・機械学習に興味のあるWebエンジニア
・Pythonを分析用途でしか使ったことがない人
・自分でもアプリやWeb APIを作りたいデータサイエンティスト
発行日2022/1/24
ページ数480ページ
特徴
・最小のアプリの作成から始め、問い合わせフォーム、データベースを使ったアプリ、認証機能と段階的に作成しながら、Flaskによるアプリ開発の基礎を習得
・画像データ(写真)から物体を判別する物体検知アプリを作成しながら実践的なアプリの作り方、その機能をWeb API化する方法について解説
・物体検知機能(手書き文字認識をする分析コード)を題材に、どのように機械学習をアプリに組み込んでいくかについても詳しく解説
章立て第0部イントロダクション
第1部 Flask入門
第2部[Flask実践1]物体検知アプリの開発
第3部[Flask実践2]物体検知機能のAPI化/デプロイメント
第4部機械学習APIの開発

2022年に発行された、FlaskによるWebアプリ開発の入門書。

Webアプリ開発を体系的に学びつつ、機械学習など応用分野を意識した開発を学習することができます。日本語書籍の中では最も新しく、1冊で十分理解を深められるボリュームたっぷりの1冊となっています。

一方で、機械学習などFlask以外の分野も含まれているため、Pythonや機械学習の事前知識があると安心です。

 

Python FlaskによるWebアプリ開発入門 物体検知アプリ&機械学習APIの作り方
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Pythonフレームワーク Flaskで学ぶWebアプリケーションのしくみとつくり方

対象・「Python」と「JavaScript」の基本的な使い方を理解している方
発行日2019/8/10
ページ数‎346ページ
特徴Webアプリ開発に必要な要素を広く網羅
・サーバーサイドの開発としてHTTPServerとFlask
・フロントエンドの開発としてBootstrapとVue.js
・データベース開発としてSQLite3とSQLAlchemy
章立て
Chapter 1 HTTPServerによるWebアプリケーションの作り方
Chapter 2 FlaskでWebアプリケーションを作ろう
Chapter 3 Bootstrapでデザインしよう
Chapter 4 Vue.jsでSPAアプリを作ろう
Chapter 5 データベースと連携しよう

Flaskを用いたアプリ開発の基本を学べる1冊

Webアプリ開発を広く浅く概要を捉えるのに最適です。Flaskに限らずBootstrapやVue.js、SQLまで網羅されている日本語書籍は貴重。

一方でサンプルコードがあまりなく、誤植も多いことが難点。

ひよこ
ひよこ

PythonやJavaScriptの事前知識がないと自己解決することが難しいかもしれません。

Pythonフレームワーク Flaskで学ぶWebアプリケーションのしくみとつくり方
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PythonでWebサービスを作る – Python3 + Flaskで作るWebアプリケーション開発入門

対象・RubyやPythonまたはPHPなど、何らかのプログラミング言語での簡単なプログラミング言語の使用経験がある方
発行日2018/2/24
ページ数‎181ページ
特徴
・「Twitter連携の匿名質問サービス」の制作と公開
Pythonの基本的な文法の確認をした後、Flaskの基本的な仕組みに進みます。次にFlaskが使用するテンプレートエンジンのJinja2の構文を学習
・次巻以降でデータベースへの接続、OAuthを使用したSNS連携、そしてHerokuを使用したアプリケーションのデプロイで完成となります
章立て
1. Flaskの基本情報
2. Pythonについて
3. Flaskをはじめてみる
4. jinja2

簡単なWebサービスを作ることを目標にした人気シリーズ。

FlaskとPythonの基礎情報から学ぶことができるため、アプリ開発初心者の方にも分かりやすく解説されています。1時間程度でサクッと読めるため挫折する心配もないでしょう。

こちらはKindle Unlimited会員なら、無料で読むことができるのでまずはお試しに手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

PythonでWebサービスを作る – Python3 + Flaskで作るWebアプリケーション開発入門
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また、本シリーズは3冊から成り立っています。1冊目が気になった方は続編も目を通してみてください。

 

 

ゼロからFlaskがよくわかる本: Pythonで作るWebアプリケーション開発入門

対象・Webアプリケーションに興味がある方
発行日2021/11/11
ページ数‎172ページ
特徴
・ゼロから新しくブログアプリケーションを作成することを通して、Webアプリケーション開発に必要な技術について章ごとに学べるよう構成
・Githubにサンプルコードあり
章立て
1.はじめに
2.ブログアプリケーションの完成イメージ
3.Flaskの歴史と設計思想
4.主要なPython Webフレームワークとトレンド
5.FlaskとDjangoの比較
・・・

31.ログイン認証のデコレータを作る
32.Blueprintでアプリケーションを分割する
33.バージョン0.11対応: flaskコマンドラインを扱えるようにする
34.バージョン1.0対応: アプリケーションファクトリを扱えるようにする
35.テストを書く
36.テストカバレッジの計測とレポートの作成
37.最終的なアプリケーション構成
38.最後に

認証機能の実装やデータベースの取り扱いなどFlaskに関する基礎的な内容を学ぶことができる1冊。

「ゼロからよくわかる」との言葉通り、丁寧な解説が特徴でFlask初心者におすすめできる書籍となっています。

初心者がとりかかるに十分な内容と思います。乗っているコードも問題なく動作し、値段を考えてもよかったと思います。(Amazonレビュー)

Webアプリケーションを作るのは初めてだった。すぐ作りたかったのでこの本を買ってみた。無事にFlaskでアプリケーションを作ることが出来た。本の内容もさることながらサンプルコードも付いていて役立った。(Amazonレビュー)

Githubにサンプルコードが展開されており、実際に手を動かしながら学習を進められるためあなたの理解を確かめながら実装することができるでしょう。

 

ゼロからFlaskがよくわかる本: Pythonで作るWebアプリケーション開発入門
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Flask Web Development: Developing Web Applications with Python

対象
・英語が苦にならない方
・Python経験のある方
発行日2018/4/3
ページ数‎316ページ
特徴・Flaskを用いた開発の基本に加え、テストおよびパフォーマンス分析、デプロイについても詳細に解説
章立て
Part I Introduction to Flask
Part II Example: A Social Blogging Application
Part III The Last Mile

Flaskを用いたWebアプリ開発を学ぶことができるO’Reillyからの1冊

基礎から実践まで幅広くFlaskをカバーした内容となっており、技術書として辞書的に利用することもできます。Amazonレビューの評価も高く、4.5を獲得(178件中)

一方で言語が英語であり、金額もこれまで上げさせていただいた書籍よりも高額になるため、一度試し読みを行ってからの購入をおすすめします。

 

Flask Web Development: Developing Web Applications with Python
詳細はこちら>>

 

 

3. まとめ

今回は、Pythonでアプリを作成する方法を学習できる書籍 5選(Flask編)をご紹介しました。

近年、データ分析や機械学習の流行からPython人口が急増しています。今後はWebアプリとの連携機会も多くなるでしょう。

FlaskはPythonで利用できるフレームワークであり、軽量で簡単にWebアプリを作成することができます。したがって、

「まずは試してみたい」

それくらいの気持ちで始めて見ても良いのではないでしょうか。あなたの生活がPythonで豊かになることを願っています。

 

\現役エンジニア厳選!Pythonでアプリを作成する方法を学べるおすすめの書籍5選/

 

また、書籍以外でWebアプリの作成方法を学ぶなら、以下のオンライン学習サービスがおすすめです。

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