転職エージェントに登録しよう。
そう決めたのに、初回面談で何を話せばいいか分からず、予約ボタンで止まっていませんか。この記事では、良い担当者の選び方と、面談前の準備、そしてこちらから聞くべき5つの質問をまとめます。
読めば、面談を「売り込まれる場」ではなく「使い倒す場」に変えられます。書くのは、エージェント経由の候補者を受け取ってきた採用担当です。
(普段は1万人規模の企業で、書類を受け取り面接で合否を決めています。エージェントから紹介される候補者も、たくさん見てきました)
初回面談は「面接」ではありません

最初に、いちばんの誤解を解いておきます。初回面談は評価される場ではありません。担当者と一緒に、転職の作戦を立てる場です。だから身構えなくて大丈夫です。
何を聞かれるのか
面談で聞かれるのは、だいたい次のことです。
- これまでの経歴とスキル
- 希望する年収や働き方
- 転職を考えた理由
これは値踏みではありません。合う求人を探すための情報集めです。正直に話すほど、紹介の精度が上がります。
こちらも「担当者を見極める場」
見られているのは、あなただけではありません。あなたも担当者を見ていい場です。
担当者には、当たり外れがあります。あなたの職種を分かってくれる人もいれば、そうでない人もいます。最初の面談は、それを確かめる機会でもあります。
良いエージェント・担当者の選び方

エージェントは、会社名より「担当者」で決まります。同じ会社でも、担当者によって体験はかなり変わります。
会社より「担当者」で見る
大手か中小かで、まず絞る必要はありません。それより、目の前の担当者が信頼できるかです。
- こちらの話を、さえぎらずに聞いてくれるか
- 希望に合わない求人を、無理に勧めてこないか
- 質問に、具体的に答えてくれるか
合わないと感じたら、担当の変更を相談できます(対応は各社で異なります)。
データ・IT職なら「職種の理解」を確認
データ・IT職の方は、担当者が自分の職種を分かっているかが大きいです。
スキルの名前を出したときに、話が通じるか。求人の中身を、具体的に説明できるか。ここは、最初の面談ですぐ分かります。通じない相手だと、紹介もずれていきます。
初回面談の準備:これだけ持っていく

準備は、3つでいいです。これがあると、面談の進み方がまったく変わります。
1. 現在地の棚卸しメモ
これまでの仕事とスキル、実績を書き出したものです。 まだの方は、こちらでやり方をまとめています。 → STEP1『転職のタイミング/現在地の棚卸し』
2. 希望条件の優先順位
希望は、全部は叶いません。だから、順位をつけておきます。
- 絶対に譲れないもの(例:年収の下限)
- できれば欲しいもの(例:リモート勤務)
- 妥協できるもの
3. 転職理由を一言で
ネガティブな理由でも大丈夫です。正直に、一言で言えるように整理しておきます。ここが整理できていると、担当者も動きやすくなります。
面談でこちらから聞くべき5つのこと

受け身のままだと、もったいないです。こちらから質問すると、面談は「使い倒す場」に変わります。次の5つを聞いてみてください。
- 私の経歴だと、どんな求人や年収レンジが現実的ですか 自分の市場価値(今の経験がいくらで評価されるか)のあたりがつきます。ここから話が具体的になります。
- この求人は、なぜ今募集しているんですか 増員なのか、欠員の補充なのか。背景が分かると、入ってからのギャップが減ります。
- 選考で、企業がいちばん重視している点はどこですか 書類や面接の準備を、そこに合わせられます。
- 内定が出たら、年収交渉はどこまで代わりにやってもらえますか 交渉は、エージェントが得意な仕事です。任せられる範囲を先に確認しておきます。
- 合わないと感じたら、担当の変更や別の求人もお願いできますか 逃げ道を最初に確認しておくと、遠慮なく相談できます。
採用側から見ても、こういう質問を用意してくる方は「考えて動いている人」に映ります。質問は、準備の証拠になります。
まとめ:面談は”使い倒す”もの

要点を整理します。
- 初回面談は面接ではなく、担当者と作戦を立てる場
- エージェントは会社名より「担当者」で決まる。合わなければ変更を相談できる
- 準備は「棚卸しメモ・希望の優先順位・転職理由」の3つでいい
- こちらから5つの質問をすると、面談の主導権をこちらが持てる
- データ・IT職は「職種を分かってくれる担当者か」を最初に確かめる
次にやることは、1つだけです。棚卸しメモを持って、初回面談を予約すること。 今日からできるのは、希望条件を「絶対・できれば・妥協できる」の3つに仕分けるメモを作ることです。5分あればできます。
準備ができたら、エージェントに相談してみましょう。
エージェントを使うか、自分でやるかをまだ迷っている方は、こちらから。 → 『転職エージェントと転職サイトの違い・使い分け方』
視点に迷ったら、採用担当が実際に見ている項目をチェック形式にした無料の「セルフ診断チェックリスト」もどうぞ。 → LINE登録で受け取る:セルフ診断チェックリスト
全体像から確かめたい方は、こちらのハブ記事へ。 → 『転職は何から始める?データ・IT職の進め方を採用担当が解説』


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